真空の比熱
のことを
空洞輻射
という.
何も物質の入っていない箱を温めてみると,その中には光が発生する.
光は真空中でも存在できるからだ.
光に大きさはないので,一ヶ所にいくらでも存在できる.
温められた真空の箱の中には,無限の光で満ちあふれている.
エネルギーの等分配則によると,箱の中の無数の光は
温められた箱の壁からエネルギーを平等に受け取る.
だから箱の中のにはさまざまな振動数の光が満ちあふれるはずである.
しかし実際に観測してみると,振動数が偏っているのである.
物理のかぎプロジェクト / 平成18年3月2日