微分方程式
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(6.1) |
を変数分離形と呼び,微分方程式のなかで一番基本となるものである.
これを解くにはまず,左辺,右辺を同じ変数だけにまとめる.
式(
6.1)の場合では左辺に変数が
のものを,
右辺に変数が
のものをまとまる.
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(6.2) |
このように変数をイコールをはさんで分離するのだ.
そして両辺を積分する.
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(6.3) |
ここで
は任意定数である.式(
6.3)の積分を計算し,
の形にしてやれば「微分方程式が解けた」といえる.
任意定数
は物理の場合,初期条件から求めることが多い.
例
不定積分
の解は
となり,
正確には
の中に絶対値がつくが,
任意定数を適当に書き換えると
というふうに絶対値なしの値になる.
したがって微分方程式を解くときにでてくる
という種類の計算は
と簡略化することができ,絶対値のことを気にしなくてもいい.
物理のかぎプロジェクト / 平成19年1月14日