ニュートンの運動方程式

アイザック・ニュートンは物体の加速度 $ \bm{a}$ が, その物体が受ける力 $ \bm{F}$ に比例し, その物体の質量 $ m$ に逆比例することを発見した.つまり

$\displaystyle m\bm{a} = \bm{F}$ (1.1)

である.これを運動方程式という. 加速度 $ \bm{a}$ は速度 $ \bm{v}$ を時間で一階微分したものなので,

$\displaystyle m\frac{\mathrm{d}\bm{v}}{\mathrm{d}t} = \bm{F}$ (1.2)

と書ける.また,加速度 $ \bm{a}$ は位置 $ \bm{x}$ を時間で二階微分したものでもあるので,

$\displaystyle m\frac{\mathrm{d}^2\bm{x}}{\mathrm{d}t^2} = \bm{F}$ (1.3)

と書ける.これが微分形.これさえあれば何でも分かるのだ. この微分方程式をなんとかして解いて,

$\displaystyle x =$   なんとか    

という形にもっていくことができれば, 胸を張って「力学問題が解けた」ということができる.

物理のかぎプロジェクト / 平成18年3月2日