ストークスの定理

線積分を面積分に,もしくは面積分を線積分に変える数学公式が ストークスの定理(Stokes' theorem)である. ベクトル $ \bm{A}$ の場の中に閉曲線 $ C$ をとり,これを境界とする任意の曲面を $ S$ とするとき

$\displaystyle \int_C \bm{A}\cdot d\bm{s} = \iint_S \mathrm{rot} \bm{A}\cdot d\bm{S}$ (7.23)

が成り立つ.ここで $ d\bm{S}$ は曲面 $ S$ の微小部分とし,大きさはその面積に等しく向きはその法線とする. 閉曲線 $ C$ にそって $ d\bm{s}$ がまわる向きと $ S$ の法線の向きとは右ねじの関係にあるものとする.

物理のかぎプロジェクト / 平成19年1月14日