私が高校生の時に知っておきたかったこと

1.理系の大学生の勉強は,数学は線形代数と解析学から始まる.特に線形代数は受験の役にも立つ(と思う).物理は力学と電磁気学は知っていて損はない(と思う).これらは,物理が好きで意欲があるなら,高校生からでも,学べると思います.テキストは大型書店,例えば,東京近辺なら神保町(三省堂,書泉グランデ,明倫館(これだけ理系専門書の古本屋)),東京駅(丸善,八重洲ブックセンター),池袋(ジュンク堂),新宿(ジュンク堂,紀伊国屋書店)などの専門書コーナーに行ってみてください.

2.研究者(民間の研究者や大学の教授)になるには,大抵は大学(学士4年間)を卒業して,大学院(修士2年間,できれば博士3年間)を出なければならない.

3.主席で卒業するには,できるだけ多くの授業を,できるだけ良い成績で取らなければならない.

4.博士号をとるには,いくつかの投稿論文を博士論文とは別に書かなければならない.

5.研究生活は,担当の教授や准教授が(修士までなら)やさしく指導してくれる.(博士になるとそうはいかず,自己責任になります.そのため研究は有能でないと厳しいようですね.ちなみに僕は博士にはなれなさそうです.)

6.研究室とは身分を上から列挙すると教授や准教授,講師の先生を中心に助教さん,ポストドクター(PD)(博士課程をクリアしてさらに大学の教員を目指す人たち,ここまでが給料をもらえる),博士課程(D1,D2,D3),修士課程の院生(M1,M2),大学4年生(B4)と続きます.ちなみに博士は(Doctor),修士は(Master),大学4年は学士といって,(Bachelor)の略です.また研究生や聴講生,技術補佐員などという肩書もあるようです.

7.大学で友達が出来なくても,大学4年生になって,研究室に配属されれば,同期の学生や先輩方と仲良くなれます.大学生活がさみしい,むなしいと感じる人も,大学4年まで頑張ってみるといいと思います.僕も3年までは友達が少ない方だったけど,今はそれなりに楽しい研究生活です.あ,もちろん,かぎしっぽ仲間も大切なお友達です^^.

8.お金がない人も,修士までは奨学金(低利子OR無利子の借金,成績がよいと返済免除も),博士課程からは日本学術振興会の科研費(お給料,特別研究員,DC1,DC2,PD等)など,有能なら経済面の理由であきらめなくても大丈夫です.