講義ノートを見ていて簡潔な表現に感動しました. 短い記事です.
フォノンというものはボーズ粒子ですので,ボーズ・アインシュタイン分布に従います. つまり,温度 として,
が成立します.ここで,ある程度高温 を満たす時には,
となります.これはつまり,十分に熱が高い時,熱はエネルギー をフォノンに与える, と読むことができます.「熱の特徴的なエネルギー」 にいくつフォノンエネルギー が入るかを表しているわけです.さらに言えば,フォノン数は温度 に比例することは覚えておいて損はありません. また,この議論はボーズ分布がさまざまなボーズ粒子に共通の性質のため,例えばフォトンにも適用できそうです.
勉強になりました.先生,ありがとうございました.それでは,今日はこの辺で. お疲れ様でした.