(自由粒子の)運動エネルギーを求める際, `
としますよね.ここで疑問を見つけました.
と言う計算が成立するのでしょうか?結果はその通りのようです.と言うわけで,今回は微分のお話です.
とりあえず,鎖の規則で式(2)を簡単にしておきましょう.
ここで思うことは一つでしょう. ってなんじゃい!?僕は最初これを見て, が打ち消し合って,微分演算子 になるのかな?と思いました.しかし,それは全くの見当はずれだったのです.こういう時,定義に戻って微分を考えることは大切です. を書きませんが,混乱はないものと思われます.テイラー展開 を使います.
うっぷす,近似が甘かったです.では,テイラー展開の二次近似を用いましょう.
テイラー展開 を使います.
なるほど,こうなりましたか,式(3)に代入して計算を確かめましょう.
おお,これは正に式(2)の右辺ですね.
と言うわけで,今回の成果は,
です. を約分するのはダメでしたが, を挿入する事ならOKのようです.ある意味で「ロピタルの定理」ですね.今日はここまで,お疲れ様でした.