一言,時間順序積はとある方程式の便宜的略記法として使われます. その方程式とは,正方行列 と として(ただし, , は単位行列),
と言うものです.この解は,時間順序積 を用いて,
となるようです.ここで が時間依存しない時,
これは,
と言う,おなじみの(?)解に帰着します. なぜなら, は 自身と交換しますから, 時間順序積が無くてもよくなるのです.
それでは,今日はこの辺で.お疲れさまでした.