さて, はなんでしょう?そうです, ですね. 今回は,αを-1に近づけたときの の挙動を調べてみます.
べき関数の積分に於いて,
ですが, の時だけ別種の関数に見えています. では, を とは異なる,しかし,ごく近い実数にしたら, に収束するのか, 調べました.
この様に確かに, に収束しました. 実は幾何学的な解釈をすれば, 積分は曲線の下の面積なので,曲線が連続的に移り変わるなら, おかしなことは起こるはずがなかったのです.
もう少し考えてみましょう.
は, で収束, で発散したのでした.
横軸が対数の片対数のプロットでその様子を見てみましょう.それが,下の図です.
見ると, の直線を境に上に凸な と下に凸な で きれいに分かれることが分かります.ちなみに赤線は
に収束します. それでは今日はこの辺で,お疲れ様でした.