物理のかぎプロジェクトのメンバーが書いた書籍を紹介します。
クロメル著。このサイトの記事とは別に全く新しく書きおろしたものです。 なかなか大学では習わない四次元の世界(四次元ユークリッド空間)について書きました。 四次元のベクトルの回転を考えた後、四次元空間中の超立方体や三次元球面に触れます。 そして一般次元中のスカラー関数の積分と四次元のベクトル場の積分を論じます。四次元の微分、すなわちナブラは 四次元のベクトル場の積分を使って定義されます。第10章でナブラを用いて 電磁気学の公式を表現できることに触れ、最終章に於いて積分や四次元ストークスの定理等 の演習を解いて行きます。きっとあなたの好奇心を満たしてくれる一冊です。
クロメル著。このサイトの記事とは別に全く新しく書きおろしたものです。 量子力学は難しい特殊関数を煩雑な級数展開法で求めていくというイメージがあるかと思います。 この本では、ストゥルム・リウビル理論を応用し、直交関係を用いて水素原子の波動関数を求めることに成功しました。 ラゲール陪多項式の直交関係については、おそらく完全にオリジナルです。 また、最近ルジャンドル陪関数の直交関係を証明しましたので、そちらもご覧ください。 他にも、類書には見られない議論を用いて、ダブルウェルポテンシャル、スピン、摂動論などを議論していきます。 ぜひ、お近くの大型書店、大学生協等で立ち読みするなどして、ご覧になってみてください。 正誤表はこちらです。
Joh著。このサイトの記事とは別に、まったく新しく書き下ろしたものです。 ニュートンの運動方程式、運動エネルギー、見かけの力といった基礎的な項目 に関して、古代ギリシャからの思想をひもとき、数式や法則の説明だけに留まらず、 理論の背景にある思想の説明にも重点を置いた、他に類を見ない一冊です。 考える力を身につけたい方、数式の暗記では物足りない方、科学史に興味のある方には 絶対にお勧めできます。ぜひ、一冊お買い求めください。
小泉修 著。