結構,有名な積分だと思います. ときどき解法を忘れてしまうので,自分用にメモです.
問題の積分は,
式 の第二行を見るとなんとも物騒な積分ですが,この積分は次の極座標を用いれば簡単になります.
ちなみに です.一応初めての方もいらっしゃると思うので, この変換のヤコビアン(ヤコビの行列式:積分の微小体積要素の変換式)は,お馴染み(?)の
です.よって, と が の角を成すとして, うまく座標系の取り方を工夫して, を 方向を向いたベクトルとすれば,
ここで, , と変数変換すると,
ここでいかにも物理(not数学的な意味で)らしい手法を 用います. を被積分関数に掛けるのです. すると,無限遠での値が収束し,
となります.よって,
が言えました.
それでは今日はこの辺で,お疲れ様でした.